仮想通貨で資金調達 岡山・西粟倉村
- 2018/6/16 6:30 日本経済新聞より
岡山県西粟倉村は、仮想通貨技術を使った資金調達(ICO)の実施を決めた。実施時期は未定だが、2021年度までの実現を目指す。国の交付金に頼らない新たな財源として活用する。同村によると、国内の自治体としては初の導入になるという。
ICOは企業やNPOなどの団体で世界的に急増している手法。日本で自主規制ルールの制定が進んでおり、村はこの動向をみながら検討する。
面積の95%を森林が占める人口約1500人の同村は、林業の6次産業化や移住起業支援など独自の地域活性化に取り組んでいる。持続可能な地域づくりを支える財源確保策の一環で、ICOに着目した。